ダイキン、国内エアフィルター首位企業を買収 50億円で

•2009/08/27 • コメントする

今後はニッチな製品でグローバルシェアトップを目指すための買収。

ダイキン工業は26日、日本板硝子の子会社で国内エアフィルター市場でトップシェアを握る日本無機(東京・中央)を買収すると発表した。発行済み株式の すべてを50億円で取得し、10月をめどに買収を完了する予定だ。ダイキン工業は07年に世界2位の約10%のシェアを握る米国の会社を買収している。

今回の買収によりダイキングループ全体でのエアフィルター事業の売上高は年間約480億円となり、トップシェアを握るカムフィル(スウェーデン)の年間約500億円(業界推定)に近づく。従業員(3月末時点で223人)は買収後も引き続き雇用する予定だ。

エアフィルターは工場のクリーンルームなどの空調に設置され、空気中からごみやチリなどを取り除く。

ダイキン、国内エアフィルター首位企業を買収 50億円で

ダイキンおよび日本無機の親会社である日本板硝子ともプレスリリースを出している。(ダイキン日本板硝子)ダイキンは既にグローバルシェア2位の会社を持っており、国内シェアトップの会社を買収することグローバルシェアトップを目指すとプレスリリースにも記載がある。

エアフィルターはプリンタにおけるトナー同様、メンテナンスビジネスで利益率も高い(209年3月期で営業利益率約8.2%)。売上高はそれほどではないが利益の貢献は大きいと思われる。(安定してキャッシュを生むという意味では昨日の確立された商品ブランド(くめ納豆)と同じ)

日本無機の製品は傘下のアメリカン・エアフィルター・インターナショナル(以下:AAF)より高機能なためラインナップを補完する上に、既にダイキンが持つ販売リソースを利用できる。また技術面でもダイキンの環境技術を取り入れることができる。

一方の日本板硝子が日本無機を完全子会社化したのは2001年、本件譲渡に伴い32億円の特別損失とあるので高めに買っていたようだ。日本板硝子のプレスリリースを読む限りは取引、シナジーはほとんどなく最近進めていた構造改革の中でちょうどよい売り手がつき、本業に集中するために今回の買収となったというところだろう。会社の状態もよくちょうどよいタイミングだったと思う。(金額はダイキンに有利な印象は受けるが・・・)

今回は商品ラインナップ(エアフィルター)の拡充だけではなく、エアコンとエアコンフィルターという補完関係にある製品を持つ企業の買収。このような組み合わせも今後増えていくだろう。

ミツカン、中堅納豆「くめ」の事業一部買い取り

•2009/08/26 • コメントする

大手食品会社による中堅食品会社の買収。

ミツカングループ本社(愛知県半田市)は25日、中堅納豆メーカーのくめ・クオリティ・プロダクツ(茨城県常陸太田市)の事業の一部を買い取ることで同 社と基本合意した。くめは本業の不振が響き、同日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。ミツカンは関東を中心に高いブランド力を持つくめを傘下におさ めることで、競争力を高める。

ミツカンはくめが保有する納豆に関する全営業権、商標権を買い取る。10月上旬をメドに、くめの従業員が出資する新会社に納豆製造を生産委託する。

くめは1952年創業の中堅納豆メーカーで、年商は100億円弱。納豆業界では大手量販店の値下げ競争が激しくなる一方、主原料である大豆の価格高騰など厳しい経営環境が続いていた。

ミツカン、中堅納豆「くめ」の事業一部買い取り

ミツカンは納豆の「金のつぶ」シリーズを製造・販売しており、ミツカンからすれば商品ラインナップが増えることになる。またもとよりミツカンが持っている販売網を使えばより売上が増えるだろうというもくろみも当然あると考えられる。くめが民事再生、ニチレイは単品の事業を売却したという違いはあるもののサントリーがニチレイのアセロラ事業を買収したときと、買収側にとってのメリットは似ている。

食品の世界で商品ブランドを育てるにはそれなりの時間とお金が必要で、大手食品会社からすると一定のキャッシュを確実に生むことが想定される確立された商品ブランドを手に入れたいとは常に思っているはず。逆にいうと中堅で確立した商品ブランドを持つ会社は常に買収のターゲットになる可能性があると考えられる。こういう経済状況ならば事業が悪化する前に傘下に入るというのもひとつの選択肢なのかもしれない。

アマダ、工作・切削機械事業を国内外で再編 欧州で買収など

•2009/08/25 • コメントする

生産財メーカーも買収、再編へ動いている。

板金加工機世界大手のアマダは国内外の工作・切削機械事業を再編する。欧州2社の工作機械事業を買収するほか、日米欧で切削と工作機械の会社を統 合。岐阜県の新工場建設を来春にも再開し既存2工場を集約、国内4工場は3工場に減る。50億円を積み増し計250億円を投じる。工作機械を板金に次ぐ収 益源に育てる。製造業の設備投資は低調だが、需要回復に備えた投資が機械各社の成長性を左右しそうだ。

砥石を回転させて金属部品を削る「研削盤」を製造する独プロフィルテック社の全事業を約6億円で今月買収する。プロフ社は医療材料・器具や精密機械向けの合金部品を高精度に削る技術に強みがあり、品ぞろえと技術開発を強化する。

アマダ、工作・切削機械事業を国内外で再編 欧州で買収など

アマダの工作・切削機械事業はアマダの売上の20%、479億円を占める。また海外売上は約55%、うち北米+欧州で38%を占めている。(2009年3月期決算短信より)工作・切削機械事業の海外拠点の再編・統合は決算短信でもふれられており特に驚くこともない。

今回の件のねらいを整理するとこんなところ。
・欧州の企業の買収⇒製品ラインナップの拡充と技術開発強化
・日米欧での工作・切削機械会社統合⇒代理店相互活用、流通機能の共通化、重複機能の合理化

生産財であるだけに設備投資の減少に伴い受注額が減少、さらに利益率も悪化していくなかで、いわゆる不況時にとるべき攻めの対策(買収)と守りの対策(再編)を同時に行なったかたちになる。

製造業の海外売上比率は既に5割近くあるゆえ、今後も海外の中小企業も巻き込んだ買収・再編は増加していくのだろう。

サンドラッグ、新潟の星光堂薬局を買収 全国展開を加速

•2009/08/20 • コメントする

ドラッグストアの中小買収がより激化しそうだ。

サンドラッグは17日、新潟県を地盤とする中堅ドラッグストアの星光堂薬局(新潟市)を買収すると発表した。創業家一族が保有する発行済み株式の全株を 9月にも取得する。一般用医薬品(大衆薬)の価格競争の激化で、生き残りの厳しい中小ドラッグ店を傘下に取り込んで全国展開を加速する。

株式の買い取り金額は今後詰める。サンドラッグは新潟県内に直営店を持っておらず、星光堂を傘下に収めて、業界内で定評のある大衆薬や化粧品などの低価格戦略を武器に同県などで店舗網を拡大するとみられる。

星光堂は2003年にサンドラッグと地域フランチャイズチェーン(FC)契約を締結。商品供給などで支援を受け、現在は福島県で「サンドラッグ」、新潟 県で「ドラッグトップス」などのドラッグ店・調剤薬局を合計48店舗展開する。09年2月期の売上高は前の期比6%増の145億円、経常利益は同56%減 の2億3千万円だった。(02:12)

サンドラッグ、新潟の星光堂薬局を買収 全国展開を加速

サンドラッグのHPによると医薬品小売で売上高2位(数字で見るサンドラッグ)。発表前日の8/17時点での時価総額はマツキヨHD、スギHDをしのいで僅差で1位。

FCで既に提携関係にあった星光堂薬局を買収するというのは妥当。サンドラッグも単体ではそろそろマツキヨ等大手の攻勢に耐えるだけの体力が厳しくなってきたころだったのだろう。創業家としてもちょうどよいタイミングだったのではないか。

余談だが、家から近いこともあり吉祥寺によく行くのだが、吉祥寺では知っているだけでも2店舗がマツキヨの目の前に立地し、激しい競争を行なっている。あれだけガチンコで勝負していれば体力も必要なはずだ。

とはいっても直近2009年3月期の決算では営業利益率がマツキヨ約4%、サンドラッグ6%。サンドラッグはROA10%弱、ROE15%強と効率は悪くない。サンドラッグ流のオペレーションや商品力(PBもある)を武器にこれからも店舗を増やすため、買収をすすめていくのだろう。

女性向けポータル「カフェグローブ」 システム会社が出資

•2009/08/17 • コメントする

システム会社による事業会社への出資の記事。

女性向け情報ポータルサイト運営のカフェグローブ・ドット・コム(東京・千代田)はシステム開発のイマージュソリューションズ(同・渋谷)と資本・業務 提携した。イマージュ社を引受先とする第三者割当増資を実施した。同社は発行済み株式の約14%を持つ筆頭株主となった。通販事業を拡大するためのシステ ム開発など設備投資に充てる。

カフェグローブは30代女性を主な対象とする読み物コンテンツや物販のサイトを運営している。月間利用者数は40万人。不況でも働く女性向けの比較的高 額な衣類やアクセサリーの販売は好調といい、物流や決済など支援システムをイマージュ社と共同で構築して通販サイトを強化する。 (07:00)

女性向けポータル「カフェグローブ」 システム会社が出資

カフェグローブの通販サイトSELECT Cafeを中心にイマージュソリューションズが支援するのが中心になりそうだ。だがそれだけならなぜ筆頭株主になる必要があるのか。

カフェグローブの狙いとしてはやはり通販サイトイマージュでの実績、ノウハウを取り入れるということなのだろう。

イマージュの狙いとしては将来的な合併を考えているのではないだろうか。本来であればイマージュのリーチできない客層であるカフェグローブの客層を取り込むことも狙いたかったので、最初は出資・資本提携というかたちで協業したと考えるのは邪推しすぎか。

またイマージュ側はECを中心としながらもイマージュ向けの実績をいかしたソリューションの展開も行なっている。カフェグローブにもカフェグローブソリューションという関連会社があるが、その会社を通じた事業の拡大も狙っているのではないだろうか。

富士通、パソコン部品調達の窓口一本化 欧州に、規模増やし安く

•2009/08/17 • コメントする

以前NECの事例で紹介したものと近い、部品の調達の記事。

富士通はパソコンの世界での部品調達体制を見直す。これまで日本と欧州で別々だった調達窓口を主力の欧州拠点に一本化。基幹部品も世界共通にして購 買規模を増やし、調達コストを5%削減する。パソコンは米国や台湾企業が低価格機種で攻勢をかけており、富士通は悪化している事業採算の改善を図る。

富士通は2008年度のパソコン出荷台数が約736万台で世界8位。日本本社が管理する部品調達は3分の1で、3分の2は欧州に本拠を置く独シーメンス との合弁会社が手掛けていた。4月に合弁を解消、富士通テクノロジー・ソリューションズ(FTS)として完全子会社化したのを機に調達体制を改め る。(07:00)

富士通、パソコン部品調達の窓口一本化 欧州に、規模増やし安く

NECの場合は本体での集中購買と取引先の集約を行なっていたが、富士通の場合は記事を読む限り集中購買(窓口一本化)のみ。ボリュームによるディスカウントと、購入価格を一定範囲内に低減するのが目的だろう。

これを実現するためには取引先も欧州に拠点がある、コミュニケーションに支障がない程度に富士通とやりとりができること。世界各地に散らばる製造拠点への流通で一定のデリバリーのスピードを保てることだろう。

もう少しシステム的な側面からいうと、富士通は全世界の部品の需要を把握していること、取引先は富士通に出荷する各拠点の在庫状況(と納期)を把握していること、が必要になる。逆にいうと富士通はこの条件をクリアしたから一本化に踏み切ったのだろう。取引先は全てがグローバルに展開しているわけではないと思うが、それでも大変であることに違いはないだろう。

NTTデータ、アイテックスを買収 ERPソフト開発強化

•2009/08/05 • コメントする

NTTデータの買収攻勢が止まらない。

NTTデータは人事管理ソフトウエア開発などを手がけるアイテックスを買収したと発表した。3日付で経営陣など既存株主から発行済み株式の 77.2%を取得した。人事系のパッケージソフト開発に精通した人材やノウハウをグループ内に取り込み、統合基幹業務システム(ERP)ソフト開発事業の 強化につなげる。

アイテックスは1993年に設立された独立系のソフト会社で、人事管理や給与管理などの業務用パッケージソフトを開発している。2009年3月期の売上高は約13億円。NTTデータグループは今後、常勤の役員1人と非常勤の役員3人をアイテックスに送り込む予定だ。

NTTデータ、アイテックスを買収 ERPソフト開発強化

前回紹介した記事に続きNTTデータによる買収の記事。前回は開発会社の買収だったが、今回はパッケージ開発会社の買収。NTTデータグループにはBiz∫Scawなるパッケージがあるが、確かに見た感じでは人事領域の機能は充実していないようだ。そこを補完する意味もあるだろう。(と思ったらNTTデータのHPのプレスリリースで意図を説明していた。)

日本では相変わらずパッケージはなじまないという考え方が根強いがその中でも人事・給与領域は比較的パッケージを適用しやすい領域だと思う。どちらかというと人事給与をきっかけに顧客に入り込み、その後NTTデータの持つ総合的なサービスを売り込んでいくためのドアオープナー的な使われ方をされるのではないだろうか。

NTTデータは今年度に入ってから矢継ぎ早に買収や提携、協業などの施策を打ち出している。今後も目がはなせない。

クラウド「普及」へ投資 富士通や日立がデータ拠点

•2009/08/05 • コメントする

本日のトップ記事。ついにクラウドが1面に取り上げられる時代になったか、、、

IT(情報技術)大手がインターネットを通じて様々なソフトウエアを提供する「クラウドコンピューティング」の基盤を構築する。富士通、日立製作所はそ れぞれ約100億円を投じてデータセンターを新設。NECは年間投資額を倍増させる。クラウドコンピューティングは情報システムのコストを下げるとして米 国で広がっており、景気後退下でも情報システムを強化したい日本企業に本格的に普及しそうだ。

クラウドコンピューティングでは企業は機器やソフトを自前で調達・運用せず、IT企業が多くの企業のデータを集中管理する。ユーザーはシステム利用料を 支払うが高額の初期投資などは不要で、情報システムの導入・運用の総コストが自前の場合より3~4割下がるとの試算もある。(10:06)

クラウド「普及」へ投資 富士通や日立がデータ拠点

さてnikkei netの記事には書いていないのだが、日経新聞新聞(8/4朝刊)では「調査会社IDCジャパンによれば米国での関連市場規模が既に1兆円規模に達しており、日本の需要も2013年には5,000億円~7,500億円に拡大するという」とのこと。それに対して年間投資額が富士通、日立が100億円ずつ、NECが50億円。若干少ないのではないだろうか。

ちなみに同じくIDCジャパンが出した別のレポートでは2009年のSaaS、XaaS市場の規模は596億円とのこと(出典)。本当に5,000億円にもなるのか?

こうやって日経の1面に出ることで、企業の経営陣の方々にも何だか分からないが「企業システム費 大幅減」になる「クラウド」というものがあることを認知してもらえるだけでも十分意味があるのだろう。

IT企業のビジネスの中心がSI、ソフト開発からいわゆるクラウドに変化したとき、これまでのSE、プログラマの仕事がどうなるかという疑問がふと頭をかすめたのだがそれはまた今度のネタとしよう。

NEC、資材費2000億円削減 集中購買などで09年度に1割圧縮

•2009/07/28 • コメントする

この記事にあるようなグループでの集中購買・調達先の絞込みと日経新聞の同じ面に出ていたキヤノンの生産・開発(設計)のシステムの共通化は、メーカーにずっと課題になるもの。

記事には以下のようにある。

NECは部品や原材料の集中購買や調達先の絞り込みで、2010年3月期に連結ベースの資材費を前期比1割減(2000億円減)の1兆8000億円に減ら す。部品や原材料の中核となる調達先も500社から300社に減らす。NEC本体の各事業部門やグループ企業ごとに購入していた液晶パネルなどを一括調達 するほか、鋼板など一部の原材料もメーカーと直接、価格交渉し、調達費削減につなげる。

従来、NEC本体の複数の事業部門やグループ企業がそれぞれ購入していた単価が高い部品を「キーコンポーネント」と位置付け、本体で集中購買する。液晶 パネルとハードディスク、ハードディスク駆動装置、外部記憶装置(ストレージ)、光ディスク、DVDの6品目が対象。コネクターなど電子部品の一部も一括 調達に切り替える。 (07:00)

NEC、資材費2000億円削減 集中購買などで09年度に1割圧縮(2009年7月28日 日経新聞朝刊より)

これが実現するための条件として、グループでの必要な資材量の把握のためには部品データ(コード等)共通化等が必要になる。そのためには当然部門を超えた連携も必要になるし、発注ルート・サイクルなどの業務の変更も必要になり、会社として超えるべきハードルも高い。(自部署が必要なときに、必要なだけ調達したいと思うのが常なので)

そういう点では効果の出やすいもの(単価が高く、多く発注しているもの。ここでは「キーコンポーネント」という位置づけ)に絞ったのは正解。

キヤノンのほうは全社の開発(設計)・生産のシステムを統合するということだったが、ベースとなるのは部品のデータベースの統合・共通化。NECのケースと最初にやることは結構に似ていたりする。(規模は違うだろうけれど)

こういうご時勢であればキャッシュアウトをまず抑える目的で、購買のコスト削減は真っ先にターゲットになる。日立、NECと続けて集中購買を行なうことを発表したので、他のメーカー(規模の大きい会社のみ)も続くだろう。サプライヤーにとっては受難の時代だ。

サントリー、ニチレイの清涼飲料事業を買収

•2009/07/28 • 1件のコメント

キリンとの統合が話題になっているサントリーだが、アセロラ事業を買収するようだ。記事中にもあるようにたしかにサントリーのラインナップには野菜・果実飲料は少ない。アセロラというある程度名前の知れていて、健康のイメージがあるブランドを買収するのは筋が通っていると思う。

サントリーホールディングスは27日、冷凍食品最大手のニチレイから清涼飲料事業を買収する方針を固めた。サントリーはキリンホールディングスと 経営統合交渉を進めているが、酒類以外の飲料を今後の成長の柱に位置づける両社にとって、野菜・果実飲料は比較的手薄な分野。「アセロラ」の果実を原料に したニチレイの事業は、健康関連の飲料事業の拡充に必須と判断した。

買収時期は2010年春で、買収額は十数億円のもよう。サントリーは消費者に認知度の高い商品名「ニチレイ アセロラドリンク」を買収後も使う。ニチレイはアセロラの原料供給は継続するが、飲料事業からは撤退する。28日に発表する。 (10:01)

その買収されるアセロラ事業だが、ニチレイのサイトによると直近の業績はこのようになっている。

アセロラ(前期比28.7%の減収 商品利益は減益)
・アセロラブランドの強化に努めたものの、ドリンク類の販売が振るわず減収
・果汁原料事業における世界戦略の一端を担う㈱ニチレイスーコを設立、欧州に加えアジア・オセアニア地域への果汁原料販売体制の構築を開始

2009年3月期の決算短信より

アセロラ事業の2009年3月期の売上は55億円(掲載記事)だが、21年3月期は減収減益。そして今年度の戦略では広告費・販促費を抑制するとの記載もある。(決算発表時の戦略の発表資料より)つまりニチレイの中では足を引っ張りつつある事業だったと読み取れる。ニチレイの中では数少ない飲料事業だったこともあるのだろう。

飲料は商品の認知度も大事だが、流通チャネル(というかコンビニの棚)確保も重要な要素。サントリーはコンビニにも相当食い込んでいるはずなので、その点で商品のラインナップを1つ増やしても十分いけると踏んだのだろう。

それにしても10数億円の買収金額は直感的には安いような感じがするのだが、、、